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全国初の養成課程 !?

“高タイパ”のハイブリッド講座とは?

  • 集合型とeラーニングを合わせたハイブリッド講座
  • オンタイムで講義をWEB配信
  • 移動費や宿泊費などの経費も不要
  • 全国で初めて実施、新しい養成課程のスタイル
最先端の技術で社会の発展に貢献する企業

前編:
通信の未来に向けて技術力を育む

京都に本社を置き、「ICT」「通信エンジニアリング」「環境エネルギーエンジニアリング」「経営コンサルティング」の4つの事業を展開している京セラコミュニケーションシステム株式会社様を訪れ、常務取締役の河之口様に通信の発達する未来に求められるものについてお話をお聞きしました。

人物紹介

京セラコミュニケーションシステム株式会社

河之口 達也 様

京セラコミュニケーションシステム株式会社
常務取締役/エンジニアリング事業本部長

社会のコミュニケーション基盤の向上に取り組む

御社の事業内容について教えてください。

河之口様:弊社は1995年に京セラ株式会社から分離独立してできた会社です。当時は情報システムやICT事業が中心でしたが、通信インフラの構築や企業の経営コンサルティングにも事業を拡大し、近年は太陽光発電所構築といった環境エネルギー事業も展開しています。ICTや通信インフラの市場は発展が続いており、会社もそれに応じる形で成長しています。

通信インフラ事業ではアンテナや無線機といった設備の設計や施工の他にも、ユーザーに電波を安定して届けられるエリアのシミュレーション、設備の点検、管理、物流等、携帯電話基地局を軸としたインフラの整備を幅広く担っているのが弊社の特徴です。

通信と環境に関わる2事業を統括

河之口常務のご担当業務について教えてください。

1991年に京セラに入社し、1995年に弊社が誕生してからはICT事業を中心に携わってきました。現在は携帯電話基地局建設などの通信エンジニアリングと、太陽光発電などの環境エネルギーエンジニアリングの2事業を統括している立場です。京セラは長く太陽光パネルを展開してきたこともあり、早くから環境エネルギーエンジニアリングにも取り組んできていて、発電所の保守・メンテナンス事業では日本で5本の指に入るほど多くの皆さんから信頼され、ご支持いただいています。

技術の発展に伴い、社員のスキルも向上させていきたい

ー今後5Gがさらに広がり、技術が発展することで世界がどのように変わると思うか、お聞かせください

すでに5Gという超高速の通信が使える環境や技術は整ってきています。その先の6Gという話題も出ていますが、まだ「どう活用するか」という段階です。今私たちが日常で使っているようなアプリケーションはこれまでの4Gでも十分カバーできるものですが、自動運転や遠隔医療、メタバースといったものがより浸透していけば、5Gやその先の通信技術が本格的に活躍することとなるでしょう。

つまり、私たちに求められているのは、通信環境やICTなどのネットワーク関連の知識を広く深く身につけておくことです。そのために、自社の社員やパートナー企業の社員の皆さんが資格取得やスキルアップに励む過程をしっかりサポートしていきたいと考えています。とはいえ、資格取得や新しい技術の修得は、日頃の業務と両立しながら時間やエネルギーを捻出しなくてはいけないので大変です。社内では技術研修センターをはじめ環境を万全に整えておりますので、会社が支えていける部分は全力でバックアップしていく所存です。

後編:
ハイブリッド講座という決断

「ハイブリッド講座」の導入を決められた研修担当の赤坂様と、実際に講座を受講し2023年に一陸特の資格を取得したパートナー企業のエーフィット株式会社の岩下様にハイブリッド講座の魅力についてお聞きしました。

京セラコミュニケーションシステム株式会社
技術統括部 技術研修センター

赤坂 優 様

エーフィット株式会社

岩下 沙綾香 様

資格取得は、電波を安全に扱う業務に欠かせない

ー赤坂様と岩下様のご担当業務についてお聞かせください

赤坂様(以下、敬称略):京セラコミュニケーションシステムの技術研修センターに所属し、弊社やパートナー企業の社員向けに資格取得支援や研修の企画・運営を行っています。資格は、携帯電話基地局の建設や保守をはじめ、基地局から電波を発射する際に欠かせないものなので、業務を担当する社員の皆さんに一陸特を取得していただくサポートをしています。

岩下様(以下、敬称略):エーフィット株式会社に所属し、携帯電話の基地局から電波発射操作のインテグレーション業務(卓業務)を担当しています。基地局の新設や保守はもちろん、4Gから5Gへのアップグレードや無線機のソフトウェアをバージョンアップする際などにも、それぞれの周波数に対応する無線機ごとに作業をする必要があります。一歩間違うと皆さんが使用している電波状況に大きな影響を及ぼすこともあるので、しっかり知識を身につけて慎重に業務を行うことが必要不可欠です。私も、現在の業務に従事するにあたり、一陸特の資格を取得しました。

独学で学習するのは困難だから導入を決意

ー一陸特の取得を支援するために「ハイブリッド講座」を導入されたんですね

赤坂:以前は、日本全国のいくつかの会場に集合してもらい、約1週間、集中的に講座を受講するスタイルを採用していました。ただ、このやり方だと参加する社員を全国各地から数箇所に集めなければならず、手間やコストがかかることはもちろん、来てくださる社員の皆さんにとっても、移動の手間やコストが大きかったのが問題でした。オンラインで受けられる養成課程がないか模索する中で「e陸特」を運営する電調社様の存在を知りコンタクトいたしました。いろいろと相談させて頂いた結果、今のような集合型とeラーニングの良いところを合わせた「ハイブリッド型」の講座を提案され、これならばほとんどの問題が解決できそうだと実施を決定しました。しかも全国でもおそらく初めて実施される講座スタイルということでビックリしました。

岩下私の職場の先輩方も集合型の講座で勉強したという方が多く、遠方まで通ったり、宿泊先を探したりするのも大変だったと聞いたことがあります。

ハイブリッド講座の開発でリアルタイム受講を実現

オンラインで受けられる「eラーニング」をそのまま活用する形ではなく、御社に合わせてカスタマイズを施したハイブリッド講座を開発する上で大切にしていたポイントはどんな点でしたか

赤坂:オンラインで隙間時間に受けられるeラーニングも魅力的ですが、経験上、忙しい毎日の中では学習をついつい先延ばしにしてしまうこともあるのではという危惧がありました。計画的に短期間で受けられる方が、受講する社員にとっても会社にとっても良いのではないかと思ったのです。

そうした考えから、オンラインでありながらも講座自体は決まった時間にリアルタイムで受講する形にカスタマイズしてもらいました。これなら、移動のコストはなく、一緒に学ぶ仲間たちの存在を意識しながら、時に励まされ、時に切磋琢磨していく相乗効果が生まれますし、講師に質問をすることもできます。

もちろん、オンタイムで受講するので業務を調整する必要はありますが、出席しなくてはいけないという状況にすることで主体性も高まります。だからこそ、短期間で資格を取得できた社員が多かったのではないかと考えています。

短期間で効率的に資格を取得

ーハイブリッド講座はもう毎年の恒例となっていますが、やってみた感想をお聞かせください実際に導入されてから感じたことはありますか?

赤坂:講座がとても工夫されており、テキストの色使いや豊富な図はもちろん、画面上のテキストに講師の方がマーカーで補足を書き込んだり拡大表示をしてくださるので、難しい内容でも受講者の理解は早かったように感じています。

岩下:私は2023年にハイブリッド講座を受講しました。実は、それ以前にも市販のテキストを使って独学で勉強しようと試みたこともあったのですが、文系出身で工学や電波の予備知識がなかったこともあり、専門用語などがわからず1日2〜3時間勉強しても1ページしか進まないことが少なくありませんでした。果てしなく遠い道のりだと絶望しかけていたときに養成過程の存在を知り、すぐに参加希望を出したのです。

移動や宿泊がないことで負担が少ないのはもちろんですが、何よりもテキストや講座の内容がわかりやすくて驚きました。テキストは図や色分けでの解説が多く、講師の方の説明も分かりやすく教えてくださったので未経験の私でも理解できました。また、講座が終わると毎回「小テスト」を実施し、理解が浅い部分は翌日に先生が繰り返して解説してくださるのもとてもありがたかったです。おかげで難しい部分も放置することなく、しっかり知識を習得することができ、自信を持って試験に臨めました。

また、他の受講生の方々と同様に、仕事で忙しい中で学習の時間を捻出しているので「この時間を大切にしよう」と気持ちが引き締まるような感覚もありました。社会人になってからここまでじっくり勉強させてもらえるのは、非常に恵まれていると感じました。

赤坂:受講者の皆さんのアンケート結果を見ても、満足度が高いことがわかりました。短期間で効率的に理解が進み、合格率も高く、社員にとっても会社にとっても非常に“タイパ”がいい。それが「ハイブリッド講座」の最大の魅力だと思います。細かいところは改善を重ねながら、今後も続けていきたいです。
※タイパ=タイムパフォーマンス

岩下:「ハイブリッド講座」は私のような未経験者でも安心して挑戦できる講座だと思います。市販のテキストを読んで「敷居が高い」「理解が難しい」と感じている人には、特におすすめしたいです。

貴重なお話をありがとうございました!

今後も「ハイブリッド講座」を活用して、多くの技術者を育成していただければと思います!

会社概要
会社名京セラコミュニケーションシステム株式会社
ホームページhttps://www.kccs.co.jp/
事業内容京セラ独自の経営管理手法「アメーバ経営」を根幹に、「ICT」「通信エンジニアリング」「環境エネルギーエンジニアリング」「経営コンサルティング」の4つの事業フィールドを持つKCCS。各事業やグループ各社のシナジーを活かしたコミュニケーションの仕組みづくりでで、企業の課題解決と社会の成長・発展に貢献します。